日立市議会 1999-01-18
平成11年第1回臨時会(第1日目) 本文 開催日: 1999-01-18
↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 午前10時01分開会
◯議長(
反町好男君) おはようございます。
御報告いたします。
ただいま出席議員は37名であります。
これより平成11年第1回
日立市議会臨時会を開会いたします。
今
臨時会の議案は、既に各位のお手元に配付してあります議案第1号から議案第6号までであります。
提出議案の説明員の出席を要求しましたところ、お手元に配付してあります
説明員出席表のとおり、それぞれ出席通知がありましたので、御報告いたします。
本日の議事日程は、お手元に配付してあります議事日程第1号のとおりであります。
これより議事に入ります。
───────────────────────────────────────────
日程第1 会期の決定について
2 ◯議長(
反町好男君) 日程第1 会期の決定を議題といたします。
初めに、今
臨時会の運営について、
議会運営委員長から委員会での協議の結果を御報告願います。
3
◯議会運営委員長(園原 実君) ◇登壇◇ おはようございます。
御報告いたします。
議会運営委員会は、去る1月12日に委員会を開催し、今期
臨時会の運営について協議いたしました。その内容につきまして順次申し上げます。
まず、今議会に提案されます議案は、
補正予算関係議案3件及び
契約関係議案3件の計6件であります。
会期については、本日18日から20日までの3日間とし、審議の方法は、質疑終了後、各委員会に付託して審査することにいたしました。
日程等については、お手元の第1回
日立市議会臨時会日程表のとおりであります。
なお、議事日程につきましては、従来
どおり議長に一任することにいたしましたので、よろしく御協力をお願いいたします。
次に、
発言通告方法について申し上げます。
議案に対する質疑は、本日、議長が指定する時刻まで、討論につきましては、20日・水曜日・午前11時までの通告制といたしましたので、よろしくお願いいたします。
以上が今期
臨時会運営についての委員会の決定事項であります。各位の御協力をいただき、今期
臨時会が円滑に運営されますようお願いを申し上げ、報告を終わります。
4 ◯議長(
反町好男君) ただいまの
議会運営委員長の報告に対し、質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
5 ◯議長(
反町好男君) ないようですので、以上で質疑を終結いたします。
お諮りいたします。今
臨時会の会期は、
議会運営委員長報告のとおり、本日18日から20日までの3日間といたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
6 ◯議長(
反町好男君) 御異議なしと認めます。よって会期は3日間と決定いたしました。
───────────────────────────────────────────
日程第2
会議録署名議員の指名について
7 ◯議長(
反町好男君) 日程第2
会議録署名議員の指名を行います。
署名議員に
15番 渡辺 昭議員
16番 滑川 信光議員
を指名いたします。
───────────────────────────────────────────
日程第3 諸般の報告
8 ◯議長(
反町好男君) 日程第3 諸般の報告を行います。
監査委員から1月12日
付例月現金出納検査の結果についての報告があり、これを事務局に備えつけのほか、本日その写しを各会派に配付いたしましたので、御参照ください。
以上で諸般の報告を終わります。
───────────────────────────────────────────
日程第4 議案第1号から議案第6号までについて
9 ◯議長(
反町好男君) 日程第4 議案第1号から議案第6号までについてを議題といたします。
上程議案について、提案者からの説明を求めます。
10 ◯市長(飯山利雄君) ◇登壇◇ 議員の皆様方には、
年明け早々の何かとお忙しい中を本
臨時会に御参集いただきまして、まことにありがとうございます。
本
臨時会に御提案申し上げました案件は、予算議案3件、
契約議案3件の計6件であります。これらはいずれも、景気回復を目途といたします国の
緊急経済対策のための第3次
補正予算に伴うものであります。
補正予算につきましては、個人消費の喚起や
地域経済の活性化を図り、
地域振興に資することを目的とする
地域振興券交付事業関係経費として約11億4,600万円を計上するほか、総額16億4,400万円余の増額補正を御提案申し上げるものであります。
また、
契約議案3件は、
保健センターの建設工事に着手するため、
請負契約を締結いたしたく、議会の議決をお願いするものであります。
細部につきましては、他の説明員から御説明申し上げます。
十分なる御審議を賜りますよう、お願い申し上げます。
11
◯財政部長(河井章夫君) ◇登壇◇
予算関連議案について御説明申し上げます。
第1分冊1ページでございます。議案第1号、平成10年度日立市
一般会計補正予算(第7号)でございます。
第1条で、
歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ13億5,812万7,000円を追加し、
歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ651億3,209万円とするものでございます。
第2条で
繰越明許費の補正を、第3条で
地方債補正をお願いしてございます。
次、4ページでございます。
今回の補正はすべて国の
緊急経済対策に呼応するものでございますが、順次御説明申し上げます。
4ページ、
繰越明許費の追加補正でございます。
総務費の
防災行政無線整備事業で2,927万円の追加がございますが、
防災無線の整備につきましては、今回の補正で追加いたします分と平成10年度当初予算に計上いたしました分を含めまして、合わせまして国補事業としての採択を見ました。納期の関係から、その全体について
繰越明許費の設定をお願いするものでございます。
次の
地域振興券交付事業につきましては、11億4,638万円でございますが、
地域振興券交付事業に要する経費につきましては、平成10年度から11年度にまたがるわけでございますが、11年度の経費も含めまして10年度に計上しまして、10年度に国からの補助が参るということでございますので、今回の補正金額すべてについて
繰越明許費の設定をお願いするものでございます。
消防費、
消防施設整備事業6,214万4,000円につきましては、工期の関係から
繰越明許費をお願いするものでございます。
次、第3表、
地方債補正でございます。下記の5項目につきまして、国の
緊急経済対策に係る地方債の取り扱いの特例がございます。その内容は、1つは、充当率を100%とすること、それから2つは、後年度の
元利償還金の80%が
基準財政需要額に算入されるということでございます。
消防防災施設等整備事業費で580万円の追加でございます。それから、
県北東部地区広域営農団地農道整備事業負担金で480万の追加、
港湾修築事業負担金で5,570万の追加、
街路事業費で2,000万の追加、
消防施設整備事業費で2,950万円の追加でございます。
5ページ、歳入でございます。
一番上、
老人福祉推進費補助金でございます。
介護保険事務電算処理運用方式開発事業補助及び備品等の購入の補助でございますが、この部分の補助額が確定しておりませんので、現在見込まれる内輪の数字で計上させていただいております。
次の
街路事業費補助金でございます。
堀込所沢線の改良事業、補助率10分の5でございます。
消防施設費補助金でございます。
化学消防ポンプ車及び
消防ポンプ自動車の購入補助でございますが、補助率3分の1でございます。
次の
防災対策費補助金でございますが、
防災無線関係の整備でございまして、今回追加いたしますのは18台でございます。当初予算に計上しておりました38台と合わせまして、56台についての補助でございます。補助率2分の1でございます。
それから、
地域振興券の
交付事業費補助金でございます。11億4,162万6,000円でございます。担当いたします職員の本俸等を除きまして、補助率10分の10でございます。
次の県支出金でございます。
消防施設費補助金でございますが、先ほど申し上げました消防関係の整備のうち、
化学消防ポンプ車についての県単独の
かさ上げ補助でございます。
次の繰入金、
財政調整基金繰り入れは、財源の調整でございます。
それから、諸収入でございます。
地域防災行政無線整備費負担金の皆減でございますが、
防災無線につきましては、当初、
国庫補助対象外であったため、企業局に企業局に係る部分の負担を一部求めましたが、
国庫補助対象となったため、企業局の負担を皆減するものでございます。
次、6ページでございます。歳出。総務費でございます。
防災対策費、
備品購入費でございます。防災用の半
固定型無線機の18台の追加でございます。
それから、16目、
地域振興券交付事業費でございます。この部分、目の新設でございます。左から3つ目の欄、補正額でございます。11億4,638万でございますが、事務費6,600万等のほか、7ページ、19節にございます10億6,000万円の
負担金補助及び交付金の補正でございます。1人当たり2万円、5万3,000人分の予算計上でございます。
それから、
社会福祉総務費でございます。
社会福祉協議会が整備いたします
ボランティア情報ネットワークの補助でございまして、国、県、市、それぞれ3分の1の補助でございます。市の補助金分15万1,000円の計上でございます。
老人福祉推進費でございます。委託料につきましては、
介護保険関係の電算処理の開発事業の委託でございます。それから、18、
備品購入費につきましては、
介護保険関係のOA機器、
OMR入力機器の購入でございます。
それから、
農林水産業費、農地費でございます。負担金の増額でございますが、
県北東部地区広域営農団地農道整備事業の負担金の増でございます。
8ページでございます。港湾費でございます。19節、負担金の増加でございますが、日立港の外郭・水域施設の負担の増でございます。そこにございます数字が県レベルでの事業費の増額でございまして、その10分の1の負担でございます。
土木費でございます。
堀込所沢線改良用地の購入費の増加でございます。
消防費でございます。
消防施設費、18、
備品購入費でございますが、
消防ポンプ自動車CD-I型1台、
化学消防ポンプ自動車IV型1台でございます。
先ほど申し上げましたように、今回の補正はいずれも、国の
緊急経済対策に連動しての提案でございます。そのうち、先ほど申し上げました
地域振興券交付事業と
ボランティア情報ネットワーク事業を除きましてはすべて、平成11年度に実施すべく予定しておりました事業の本年度への前倒しという形で、国の
緊急経済対策に呼応いたそうというものでございます。
9ページでございます。議案第2号、平成10年度日立市
水道事業会計補正予算でございます。
第2条で
収益的支出、第3条で
資本的収入の予定額の補正をお願いしてございます。
10ページでございます。
収益的支出の補正でございますが、営業費用で341万9,000円の減額でございます。これは、先ほど申し上げました
防災行政無線関連の負担金の皆減でございます。
資本的収入及び支出のうち収入の項でございますが、一番下、
国庫補助金、525万円の追加でございます。これは、平成10年度に予定しておりました
石綿管更新事業のうち、2,100万につきまして国庫補助がつきました。補助率4分の1でございます。歳入のみの計上でございますが、歳出につきましては、当初予算に計上してあるものでございます。
次、17ページでございます。議案第3号、平成10年度日立市
下水道事業会計補正予算(第3号)でございます。
第3条で
収益的支出、第4条で
資本的収入及び支出の予定額の変更をお願いしてございます。
19ページでございます。
収益的収入及び支出の支出の整理でございますが、一番下、消費税、484万9,000円の減額でございますが、事業量の変更に伴う消費税の整理でございます。
20ページでございます。
資本的収入及び支出の収入でございます。
中ほどに企業債がございます。1億2,950万円の追加でございますが、国の第3次補正に伴うものが1億3,910万円ございますが、そのほか、当初予算分の減額も含めましての整理でございます。
次、
国庫補助金でございます。1億5,030万円の追加でございますが、
下水道建設事業に係る補助でございますし、その下、3,886万8,000円の県補助金がございますが、これは、県が行います
市町村下水道整備支援事業の補助金でございます。
財政力指数が0.9以下の市町村が対象となるということでございます。本市は平成9年度決算で該当することとなったものでございます。
21ページでございます。中央処理区改良費でございます。工事請負で2億9,460万円の補正をお願いしておりますが、池の川処理場の機械・電気設備及び
中継ポンプ場の機械・電気設備の工事の追加でございます。いずれも11年度に実施予定しておりましたものの前倒しでございます。
予算関連は以上でございます。
12
◯総務部長(大和田 稔君) ◇登壇◇ 私から第2分冊の
契約議案について説明いたします。
まず1ページです。議案第4号、日立市
保健センター建設建築主体工事の
請負契約の締結についてであります。下の方をごらんいただきますと、1番目に工事の名称、日立市
保健センター建設建築主体工事、場所は、助川町1丁目地内ということであります。2ページをごらんいただきますと、3番目に工事の概要、
保健センターでありまして、事務所棟、
鉄骨鉄筋コンクリート造、5階建、延床面積3,461.41平米。駐車場棟、
鉄筋コンクリート造、1階建、延床面積734.83平米であります。契約金額は、7億2,975万円。契約の相手方は、鈴縫・日立土木・益三
特定建設工事共同企業体。完成の期限は、平成12年3月31日。契約の方法は、
一般競争入札であります。提案説明をごらんいただきますと、
保健センター建設建築主体工事の
請負契約を締結するに当たり、予定価格が1億5,000万円以上であるため、条例の規定に基づき議会の議決を求めるものでありますということであります。
次、3ページ、議案第5号、
保健センターの
電気設備工事の
請負契約の締結についてであります。下の方をごらんいただきますと、4番、契約の金額は、1億7,692万5,000円ということであります。4ページをごらんいただきますと、契約の相手方は、日立電設・戸祭・
若電特定建設工事共同企業体。完成の期限は、平成12年3月31日というものであります。
次、5ページ、議案第6号、
保健センターの
機械設備工事の
請負契約の締結についてであります。下の方の3番、工事の概要をごらんいただきますと、
空調設備工事と
給排水衛生設備工事であります。契約金額は、2億1,472万5,000円。6ページをごらんいただきますと、相手方は、飯村・
藤特定建設工事共同企業体。完成の期限は、12年3月31日というものであります。
なお、この議案4号から6号までの資料を別紙で配付してありますので、ごらんいただきたいと思います。以上です。
13 ◯議長(
反町好男君) 以上で提出議案の説明は終わりました。
次に、
発言通告書の締切時刻について申し上げます。
議案に対する質疑は午前11時0分までといたします。
ここで、議案調査及び
発言通告書提出のため、暫時休憩いたします。
なお、再開は午後1時をめどにいたしたいと思います。
午前10時24分休憩
────────────────────
午後 1時01分再開
14 ◯議長(
反町好男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
議案に対する提案者からの説明は既に終了しておりますので、直ちに質疑に入ります。
最初に、助川議員に発言を許します。
15 ◯19番(助川吉洋君) ◇登壇◇ 議案第1号、平成10年度
一般会計補正予算から
地域振興券交付事業についてお伺いいたします。
今回の
地域振興券交付事業は、日本の景気低迷が続く中で、経済対策、
景気浮揚策の呼び水として実施されるものであります。
経済評論家は当初かなり辛口の批評をしておりましたが、商品券による
地域経済活性化の考え方が出てきましてから、全国各地の地方自治体が独自の
商品券発行事業を実施する中で、
地域経済の活性化に効果があることが認められてきております。いろいろな考え方をする人がおりますが、
消費力回復の呼び水としての考え方は変わっておりません。そこで数点質問いたします。
第1点は、今回の事業を日立市はどう受けとめて実施しようとしているのかであります。国が決めた事業を受け身で実施するのか、それとも本市独自の取り組みを考え、膨らませ、いかに効果を拡大しようとしていくのか、その取り組み方で本市に与える影響は大きく変わってまいります。どのように検討されてきたのか、お伺いいたします。
次に、
具体的手続につきまして6点お伺いいたします。
第1点は、
支給対象者に対する支給方法について、どのような手順で行うのか、お伺いいたします。
第2点は、きょうから
地域振興券を扱う
特定事業者の
登録受け付けが始まりましたが、登録できない
特定事業者の業種並びに取引はどのように決められたのか、お伺いいたします。
第3点は、市民への周知徹底であります。
支給対象者申請手続、取扱店など、市民にはわかりにくいことがたくさんあります。また、一番大事なことは、対象者への支給漏れがないことであります。PRはどのように進めていくのでしょうか、お伺いいたします。
第4点は、65歳以上でも
支給対象外になる方が出てまいります。対象外の方に市独自で支給することは検討されたのでしょうか、お伺いいたします。
第5点は、
特定事業者となった商店街の方々が
振興券使用開始に合わせてイベントを行ったり、
振興券利用者に割引を行うなど、いかに消費を拡大させるかが大事であります。市当局からはどのような指導をされていくのでしょうか、お伺いいたします。
第6点は、今回の
振興券発行実施の効果をどのように考えているのでしょうか。予算では10億6,000万円の発行になりますが、相乗効果を考えますと、それ以上のかなりの効果が期待できると思いますが、いかがでしょうか。
以上で質問を終わります。
16 ◯議長(
反町好男君) 助川議員の質疑に対し、執行部からの答弁を求めます。
17 ◯助役(吉成保寿君) ◇登壇◇
地域振興券の中で、
地域振興に対してどのように受けとめて、そしてまた、独自の
取り組み等どのようにしたのかということについて、私の方から答弁をさせていただきます。
改めて申し上げるまでもなく、この施策は、若い親の層の
子育て支援、あるいはまた
老齢福祉年金等の受給者、所得の低い高齢者の方々に対する経済負担を軽減して、そして消費の拡大、喚起と申しましょうか、さらにあわせて
地域経済の活性化ということでこの制度ができて、我々も旧臘中から取り組んでいるところであります。
この制度につきましては、より早く、そして間違いないようにやるということがまず大前提でありまして、その中で私どもはいろんな機会を通しまして、特に市報を含めてでありますが、より短期間に使ってもらい、そしてより多くの業者の方に特定業者として参画していただきまして、広くその効果を上げるべく、これから支援をしていきたいというふうに思っておるところであります。
以上でございます。
18
◯保健福祉部長(荒巻勝男君) ◇登壇◇ 続きまして、具体的な質問、6点ございましたが、そのうち関係する3点について、順次お答えいたします。
まず、対象者への申請書の送付等々も含めました事務手続の件でございます。
事業の準則といいますか、指導の中には、本人が申請書をとりにきてとかいろいろ面倒な手順が示されてございますが、日立市におきましては、今回、いわゆる1号該当者と言われます15歳以下の対象者につきましては、直接我々の方で対象者をピックアップしまして、書留によりましての交付ということをまず1つは考えてございます。
それからもう一つ、65歳以上にかかわります2号から4号に該当する該当者でございます。この方につきましても、市へのお出向きを少なくしたいということを考えまして、対象者と思われる方のリストをこちらでピックアップしまして、申請書を郵送いたしまして、そこから市への申請をお願いするということで、市への来庁を一度にするというようなことを考えてございます。
それらの申請書の受け付けにつきましては、2月の下旬等々を現在予定しているところでございます。
それら申請書を受けた段階で審査をいたしまして、改めて、振興券につきましては書留で送付するという方法をとりたいと考えてございます。
なお、これらにつきまして支給漏れのないよう、徹底を図っていきたいと考えてございます。
それから、この事業の周知でございますが、既に、
特定事業者につきましては、1月1日号の市報でその御案内をしたところでございますが、今後継続してこの事業の周知を図っていくとともに、特に2月20日号につきまして、大きくスペースを割きまして、この事業の周知を大々的に取り扱ってまいりたいと。
なお、加えまして、広報用のチラシの作成も考えているところでございます。
それから、3点目の、65歳以上での今回の事業の対象外となる人への取り組みでございますが、今回の
地域振興券事業につきましては、示されている条件以外の方についての
地域振興券の支給ということについては考えてございません。
以上でございます。
19 ◯産業経済部長(根本 茂君) ◇登壇◇
特定事業者についての御質問でございます。
まず1点は、登録できない業種並びに使えない取引という御質問でございます。
特定事業者の登録につきましては、国の、特定業種や特定の商店街を不当に優遇したり、不当に差別することのないようにという指導を受けまして、市といたしましては、全業種を対象とするということとしたものでございます。
また、使えない取引につきましては、これまた国の指導に従いまして、例えば換金性のあるもの、広域性のあるもの及び6カ月以内の消費拡大につながらないもの、あるいは国、地方公共団体への支払い等々、使用できない取引を定めているものでございます。
それから、
特定事業者となった人々の取り組みをどう指導していくのかと、そういう御質問でございます。地域発行券の事業主体が市町村であるということから、例えば
特定事業者となった各商店街としていろんなグッズを出していくとか、工夫とか、イベント、お祭りをやるとか、そういう意味でいろんな知恵が事業者の中から出てくるものと期待しておりますし、ぜひそういう働きかけを今後していきたいと、そういうふうに考えております。
それから、実施に当たっての相乗効果はどうかということでございます。新聞報道等によりますと、国は、GNPの0.1%を押し上げるのではないかと予想していると、そういうふうに聞いておりますが、市独自に計数的に数字をつかんでおりません。いずれにいたしましても、6カ月という短期間に10億円を超える消費がされると。そういうことから、本市の経済の活性化には相当の効果があるものと、そう期待をしておるものでございます。
以上でございます。
20 ◯19番(助川吉洋君) 自席から。議案質疑でありますので、以上で終わります。ありがとうございました。
21 ◯議長(
反町好男君) 次に、大曽根議員に発言を許します。
22 ◯2番(大曽根勝正君) ◇登壇◇ 議案第1号、平成10年度日立市
一般会計補正予算について2点質疑いたします。よろしくお願いいたします。
(1)の
地域振興券交付事業について。
先ほどの助川議員の質疑で答弁もあったんですけれども、私なりに意見を述べたいと思います。
現在の不況はまさに消費不況であります。したがって、これを打開する中心課題は、冷え切った家計消費をどのようにして温めるかの1点に尽きます。景気対策として国民世論が望んでいるのは、各種世論調査でも明らかなように、消費税の減税であります。
地域振興券については、国の政策として自治体におりてきたものであり、自治体が求めてきたものではありません。私は、景気対策としては期待できないが、
子育て支援など社会福祉的な交付金としては同意できるものであります。この点について、
地域振興券についての当局の基本的な考え方をお聞きいたします。
次に、(2)
地方債補正について。
政府の
緊急経済対策を具体化した第3次
補正予算ですが、景気対策と称して公共投資を上積みするやり方は、結局、ゼネコンをもうけさせるだけで、景気回復にはつながっていません。過去7年間に70兆円もの景気対策を行い、そのうち56兆円を公共投資につぎ込んできました。しかし、景気回復の兆候さえ見られません。
今回の
地方債補正ですが、今回の補正で今年度の起債は約85億円になり、当初予算を20億円もオーバーするという異常事態です。個々の事業を100%否定するものではありませんが、前倒しの緊急性も景気浮揚になるとは思えません。
特に港湾費の日立港沖堤防の整備の負担金にしても、
県北東部地区広域営農団地農道整備事業の負担金にしても、県の事業の追加の負担金であり、その財源は全額地方債にゆだねられているというシステムは、結局、将来の財政を圧迫するだけではないかと思いますが、この点についての当局の考えをお聞きいたします。
以上です。
23 ◯議長(
反町好男君) 大曽根議員の質疑に対し、執行部からの答弁を求めます。
24
◯保健福祉部長(荒巻勝男君) ◇登壇◇
補正予算の1点目の
地域振興券交付事業に関する御質問にお答えいたします。
この振興券交付事業につきましては、国の
緊急経済対策の一つの柱といたしまして位置づけられておりまして、この事業を通しまして、若い子育ての時期にあります親の層、あるいは比較的可処分所得の少ない方々と言われます高齢者、年金受給者等の購買力を増加すること、期間を限定して事業を行うという意味で短期間に個人消費の喚起、あるいは
地域経済の活性化に資するものと、このように基本的に考えてございます。
以上です。
25
◯財政部長(河井章夫君) ◇登壇◇ 2番目の地方債に関する御質問にお答えいたします。
将来の財政圧迫の要因にならないかという御心配をいただいての御質問かと思いますけれども、私どもといたしましても、後年度の財政負担の増加を抑えるという観点から、慎重に判断すべきものと考えております。
今回の
補正予算で御提案申し上げますものはいずれも、国の
緊急経済対策の一環として国から提案があったものでありまして、これには市町村も可能な範囲で対応すべきものと考えております。
さらに、今回の具体的な事業は、基本的には15カ月予算という考えのもとに、平成11年度に予定しております事業の前倒しという形で行うものでございまして、事業の進捗及び財政的な面でも対応が可能と判断させていただきました。
平成11年度の前倒しということでございますので、当然、11年度の市債発行額の減少という形で影響があらわれるものと考えております。現在、予算編成中でございますので、確たる数字を挙げて申し上げられませんけれども、私どもといたしましては、平成11年度の市債発行の抑制に努めたいというふうに考えております。
以上です。
26 ◯2番(大曽根勝正君) 終わります。
27 ◯議長(
反町好男君) 次に、伊藤議員に発言を許します。
28 ◯1番(伊藤智毅君) ◇登壇◇ 議案第1号、平成10年度日立市
一般会計補正予算(第7号)について2点お伺いいたします。
まず、地域
防災行政無線整備事業でありますが、阪神・淡路大震災からきのうでちょうど4年と。次第に風化しつつあった防災意識が再び呼び起こされたような気がいたします。その防災の問題が大変重要だということが再認識されたんではないかというふうに思います。
さて、今回の
補正予算の中で地域
防災行政無線整備事業が挙げられておりますが、この事業が防災計画の上でどのような位置づけとなっていて、今回このような整備をされていこうとするのか、そしてまた、その整備の対象範囲についてはどのようになっているか、お願いしたいと思います。
また、関連といたしまして、原子力の事故の問題、あるいはそれに対する防災体制の問題や、きのうで4年目を迎えた阪神・淡路大震災などに見られる大災害への対応というようなことからも、防災の計画なり、あるいはそれに対応する役所の体制、民間の自主防災組織を含めて、総合的なその対応・対策が求められているわけですが、最近、交通防災課の防災担当の体制を見ますと、1名減というような状況になっておりますが、このような状況、考え方との整合性についてはどのように考えられているのか、お願いしたいと思います。
それから、引き続きまして
地域振興券交付事業費でありますが、先ほどの質疑で明らかになったところもあるわけでありますが、再度確認させていただきたいと思います。
一連の目的等については省略いたしますが、10億を超える国の予算、財源については、これから国民である私たちが負担していくわけでありますが、いずれにしましても、大変大事な私たちのお金であります。
そしてまた、この事業は、
地域振興券そのものを交付することが目的ではありません。
地域振興や活性化が目的であり、そういったことの一面といたしまして、子育ての支援ですとか、あるいは高齢者の経済負担の軽減というようなことが含まれているわけでありまして、そういう目的、あるいは効果を上げるために、日立市独自の方策についてはどのようにしていくんですかというような質問であったと思いますし、私もそれをきちっと聞きたいんでありますが、どうも事務的にミスがないように交付するということだけにとらわれていらっしゃるんではないかというふうな印象を受けますので、日立市独自の方策について、どのように付加されるのかということについてお願いしたいというふうに思います。
それから、昨日の新聞報道によりますと、牛久市や石岡市は、
子育て支援、低所得者、高齢者の経済的負担の軽減という本来の
地域振興券発行の目的と異なるということで、風俗営業店の申請については受理しないというような考え方をとっているということであります。
これらについては、ただ単に、対象を狭めないで、すべての業種を対象とするというふうな答弁がありましたけど、この辺についての日立市としての考え方をどのように整理されたのかについてお願いしたいと思いますし、具体的な商店会や商工会議所等との研究・検討作業については今後どのように進めていかれるのかについてもあわせてお願いしたいと思います。
それから、大きい2番の議案第4号から第6号まで、日立市
保健センター工事の
請負契約の締結について、特に入札についてお尋ねしたいと思います。
この間、一般質問等で何度かやりとりがありました。コスト縮減の考え方、あるいはそのための方策についてということなどがありましたけれども、一体今まで入札制度の整備・改善についてはどのように作業を進めてきて、その経過の中で今回の入札は具体的にどう改善して対応されたのかというようなことについてお願いしたいと思いますし、あわせて、談合については相変わらずさまざまな情報が飛び交っておりますが、そういった一連の談合問題に対する対応・対策については、今回の入札についてはどのようにおとりになってきたのかについてお答えいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
29 ◯議長(
反町好男君) 伊藤議員の質疑に対し、執行部からの答弁を求めます。
30 ◯市民活動部長(吉成 明君) ◇登壇◇ 今回の地域
防災無線について、地域防災計画の中でどのような位置づけになっているかということの御質問でございますけれども、御承知のとおり、地域防災計画については3章から成っております。1章で総則、2章で災害予防計画、3章で災害応急対策計画というふうになっておりまして、第2章の災害予防計画の中の第11節の中に通信計画というものがございます。その中でどのように書かれているかということでございますが、災害時に市及び関係機関との相互間の通報、要請、指示、伝達、その他必要な連絡を迅速かつ円滑に行うために通信連絡体制の確保にあるというような規定がございまして、これの規定に基づいて通信網の整備を図るという考えでおります。
通信網の中で電話回線は当然考えられるわけでございますが、万が一、電話回線が途絶した場合ということで市独自の専用回線の確保の必要から、日立市地域
防災無線整備事業というものを平成8年から進めているというようなことでございます。この
防災無線の整備によりまして、行政機関同士、あるいはライフラインの生活関連機関、そして地域住民への連絡と、それらの総合的な通信体制が確立できるだろうという必要性から今回の補正を計上したものでございます。
この補正の内容については、企業局の水道部、あるいは小・中学校、それとコミュニティセンター、公民館、そして住宅関連等56局というような数字でございます。この整備ができますと全体で178局になるというようなことでございます。
それと、2点目の質問の、防災係について1名減というようなことでございますが、万一のときについては、交通防災課としても非常に不安であるというふうに思っています。
ただ、
地域振興券という臨時的、あるいは期間的限定的なものの応援というようなことで、その間、万が一の災害が発生した場合には、交通防災課、あるいは市民活動部全体の中で埋めていくというようなことで努力したいというふうに思っております。あくまで期間限定というふうに受け取っております。
以上でございます。
31
◯保健福祉部長(荒巻勝男君) ◇登壇◇ 続きまして、
地域振興券に関します質疑についてお答えいたします。独自の、という御質問と承りました。
目的につきましては、先ほど来申し上げているところでございまして、これの効果につきましては、個人消費の喚起があるとか、
地域経済の活性化に結びつくというようなことでの効果を述べさせていただいたところでございます。
この独自策について、今回とりわけ用意してございません。と申しますのは、これが一つの起爆剤となりまして、今後、行政側の手段もしくは受け手側である消費者並びに商店街の努力ということが期待されるものというふうに思っておりまして、今回の
地域振興券交付事業につきましては、市は間違いなく該当者に届ける。それから、使い切っていただくと。さらに、取引できない事業所を最小限に限定し、広く
特定事業者の参加をいただくと。こういうことを求めて、これらの事業の効果を高めていきたいと考えております。
以上です。
32 ◯産業経済部長(根本 茂君) ◇登壇◇
特定事業者についての御質問でございます。
登録事業所につきましては、先ほど助川議員にお答えしましたとおりでございまして、国の指導に従いまして、日立市としては、全事業所を対象にしたということでございます。国は、各事業所の申請によること、それから、地域住民の消費の可能性を不当に狭めることのないようにというふうな基本的な考え方に沿って指導しておるわけでございまして、日立市としては、その指導に従いまして、全事業所を対象にしたと、そういうことでございます。全事業所を対象にしましたが、先ほど申し上げましたように、取引の中で振興券が使えない取引があると、そういうことでございます。
以上でございます。
33
◯財政部長(河井章夫君) 2番目の契約関連の御質問にお答えします。
まず最初に、入札制度の改善に関する御質問でございますが、入札制度の改善につきましては、新年度に実施すべく、工事担当課長等の参加も得て、現在、具体的な項目を詰めている段階でございます。一部、詳細な詰めが残っておりますので、いましばらくお時間をいただきたいというふうに思っております。したがいまして、今回の入札は、従来どおりの手続で執行させていただいております。
次に、談合対策に関する御質問でございますが、今回の入札は、通例どおりの手続で入札を行ったということで御理解いただきたいというふうに思います。
以上でございます。
34 ◯1番(伊藤智毅君) 自席から失礼します。
地域
防災行政無線整備事業の関係での部長の答弁の中で、期間限定というような前提で、1名減の体制で当面臨むというようなお話がありましたが、たまたま同じ時期に
補正予算として出ております
地域振興券の交付事業については、1月4日の新聞報道等によりますと、99年度も交付される可能性がかなり強いというようなはっきりした論調で書かれておりますので、その辺の期間が限定というようなものは、
地域振興券交付事業との関係から、認識的に微妙な食い違いが出てくるおそれが多分にあるような気がするので、その辺についての認識について、できれば総務部長から御答弁をいただければというふうに思います。
それから、
地域振興券交付事業の中で、どうもお2人の答弁を聞いていて、ちょっと理解に苦しむのは、日立市としての考え方としてきちんと整理されて、独自の方策なり、その効果を最大限高めるためにどうするのかということについて聞いているんですが、国の規定どおりにやるだけで、間違いなく、あるいは短期間にそれが消費につながるということだけを実施すればいいというような答弁に終始しているわけでありますが、例えば先ほど私が例示しましたように、牛久市、石岡市では、
子育て支援や低所得者の経済的負担軽減の目的と異なるとして、風俗営業店の申請は受理しないというふうに決めているわけでありまして、これは国の規定に著しく抵触して、このやり方についてはだめだというふうなことは新聞の報道にも全然書いてないんでありまして、そういったことについて、日立市は庁内でしっかりと議論して、そういう風俗営業店についても、日立市としては、日立の考えとしてしっかりと整理された上でその対象にするのかどうか。ただ国の規定で、その業種を狭めないで公平にというようなことだけで、風俗営業店が自動的に対象業種に入っているというような印象を受けるわけでありますが、その辺について、もしできれば助役あたりからの御答弁をいただければと思うんです。
以上です。
35
◯総務部長(大和田 稔君) ◇登壇◇
補正予算関係の再質問にお答えします。
交通防災課につきましては、職員は課配置であります。確かに、現在、防災係が3人から2人になっているんですが、当面は課内の応援体制で対応してもらいたいというふうに考えています。今後どうするかについては、十分検討したいというふうに思っております。
以上です。
36 ◯助役(吉成保寿君) ◇登壇◇ 再質問にお答えします。
今、伊藤議員さんからお話がありましたように、いろいろ考え方はあろうと思うんですが、日立としましては、国の制度を基本的にきちっと受けとめて、より公平に、そして、この効果が施策の目的どおり発揮できるようにそれぞれ対応してまいったわけでありまして、決して、その対象について、これはだめだ、いけないというようなことでなく、より広く効果あらしむための国の制度を重視したということで御理解いただきたいと思います。
37 ◯1番(伊藤智毅君) 以上で終わります。
38 ◯議長(
反町好男君) 以上で議案に対する質疑を終結いたします。
ただいま議題となっております議案第1号から議案第6号までについては、なお慎重に審査するため、お手元の付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
───────────────────────────────────────────
日程第5 休会について
39 ◯議長(
反町好男君) 日程第5 休会についてを議題といたします。
明19日は委員会審査等のため休会にいたしたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
40 ◯議長(
反町好男君) 御異議なしと認めます。よって明19日は休会とすることに決しました。
以上で本日の議事日程全部が終了しました。
次回の日程を申し上げます。
次回は1月20日・水曜日・午後1時、本議場で本会議を開き、各委員長の報告(質疑)・討論・表決を行います。
また、討論についての
発言通告書の締切日時は、20日・午前11時までであります。
本日はこれをもって散会いたします。御苦労さまでございました。
午後 1時37分散会
Copyright © Hitachi City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...